西宮市では、毎月、市内の道院/支部と合同で昇級試験や練習を行っています。
その仲間の絹川先生が、ご家庭の事情で道院長を続けられなくなり、引継ぎの話がありました。
道院長は、簡単には練習を休めないこと、練習以外に用事があることで、自分の仕事との両立に悩みましたが、「少林寺拳法をライフワーク」に決めたこと、「何事もやるならトコトンやる」との自分の信念に照らし、道院長を引き受けました。
結果、心配した仕事と道院活動の両立も可能でした。
ただ長きに渡って活動を続けられたのは、周りの方のご協力があってのことと本当に感謝しています。
協力さえ得られれば、何でも可能になる!、と確信しています。
まずは楽しめること。
何事も継続して上手くなり、それに磨きを掛けて自信を付けることが大切。その為には楽しめることが必須と考えています。
その上で拳士が「何を求めているのか?」を把握し、練習や行事の中に取り入れるようにしています。
求めるものを与えることで、自信をつけさせ、次のステップに進める為です。
最後は他人を思いやること。
他人への思いやりは自分にも返ってきます。
これを出来る人に育つことを心掛けています。
「行ってて良かったな」と思える道院を目指しています。
私自身、少林寺拳法を続けて本当に良かったと思っています。
これが道院長を続けている最大のモチベーションです。
入門や継続するか否かは、道院の雰囲気、構成員によって大きく変わると考えています。「行ってて良かった」と思えるように、練習のみならず、人間関係、人の輪作り等にも気を使うようにしています。
また先ずは自分自身が楽しみ、人にも楽しんで貰えるようにしています。
道院長を続ける中で、少林寺拳法を教えることが一番重要ではないと分かりました。楽しみながら過ごすことで、「こんな生き方もあるんだ」と思って貰えたら嬉しいです。
和気あいあいとした道院です。拳士も仲良く、毎回の練習が楽しみ!、正月休みや盆休みも練習したい!という声が上がるくらいです。
年少部は小学校1年生から高校生まで、10年近い年齢差を感じさせない仲の良さで練習しています。
学年が上の子が、下の子を自然に教えたり、分からなくて困っている子に「こうするんだよ」とアドバイスしている姿を本当に微笑ましく眺めています。
一般部は、経験年数や年齢に幅がありますが、基本練習から段階別の練習まで、各自に合わせた内容で楽しく練習しています。
技術を深めたい方は一つの技を追求しますし、幅広い技術をしたい方には技を一通り教えます。
運動を始めたいと家族に相談すると、少林寺拳法なら身体だけでなく心も強くなるということで道場を探しました。
近くにあったので見学すると、厳しく、怖いという武道のイメージと違い、皆が楽しそうにしていたので、入門を決めました。
友達と楽しく練習して技もできるようになるし、「自分が強くなって、家族や友達を助けなさい」という先生の話とかも聞けて、自信を持つことが出来ました。
入門して本当によかったと思います。