達磨祭(兵庫県教区)R5/10/22

令和5年10月22日(日)9:20~9:40、兵庫県立武道館にて

兵庫県教区 達磨祭を挙行しました。

導師献香、祭詞奉読、参列者全員での教典唱和と厳粛に進み、導師・入江孝明 兵庫県教区長により法話がありました。

【法話の内容】達磨大師の命日は10月5日とされています。

達磨大師は、今から1500年前に釈尊の正しい教えを伝えるためにインドから中国に渡り禅宗を開いた方です。日本の禅宗(臨済宗、曹洞宗、黄檗宗)は南宗禅(頓悟)です。開祖は南宗禅でなく北宗禅(漸々修学)の宗風をとり入れました。

また、達磨大師は釈尊の正しい教えを身につ付けさせるために静功たる坐禅と動功としての天竺那羅之角(易筋行)修行法も残されてました。達磨大師を本尊としているのは、その使命感と行動力を尊敬するとともに達磨大師の遺法を修行して体と心を養い不撓不屈の精神を身につけるためです。

また、達磨大師は禅の思想の特徴を四聖句であらわしています。

1、不立文字(言葉や文字で説明できない)
2、教外別伝(経典以外の伝達方法)詩歌、俳句、文学等々
3、直指人心(坐禅して、自分の心を徹底的に見つめる)
4、見性成仏(本来備えている仏性を実覚する)

私たちは、仏祖(釈尊)・祖師(達磨)・開祖(宗 道臣)の法縁をいただいていることに感謝しています。達磨祭は、達磨大師の遺徳を偲び門信徒が一層「拳禅一如」の修行に精進することを達磨大師の前で誓う儀式です。

とても有意義であり、濃密な時間でありました。

ご参列されました先生方、ご協力を頂きました先生方へ

無事に開催出来ましたことを深く感謝いたします。




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