暑かった9月も終わりました。29日は実にきれいな月夜でした。
さて、先週の法話は「やる気」について大切な事というテーマで、自己肯定感と自己有用感の話をしました。「やる気を持つ、やる気を作るのに必要な事は何だと思う?君たちは誰かに『手伝ってくれてありがとう。助かったわ』と言われたこと無い?言われた人はどう思った?嬉しかった人は、次もまたお手伝いしようと「やる気」が出なかった?」
やったらできた。できたから、またやってみた。やればできる自分がここにいる。これを【自己肯定感】と言います。こんな自分でも手助けができて、ありがとうって言われて嬉しかった。自分は何もできない人間じゃない。人の役に立つことができる。これを【自己有用感】と言います。
ある機関が世界中で何か国かの若者にアンケート調査したところ、日本の若者は自己肯定感や自己有用感が低く、逆にアメリカの若者はこの二つが高かった。この事から、日本の若者は自分に自信が持てていないことがわかったそうです。
今、道場に来てる君たちには「やればできる」という事をこの修行で体験し、自分の持っている力に自信を持ってほしい。そして、これからの人生、いろんな事に対して「やればできる自分を信じてやってみる」という気力のある人になってほしい。これが道場でずっと言い続けている道院長の願いです。
道場の子どもたちはいつもきちんと5分間法話を聞いてくれています。