道院では修練を始める前に、全員で雑巾(ぞうきん)がけをしています。コロナ禍が始まってからは休止していましたが、6月から復活再開しました。ここ3年以上していなかったので要領のわからない白帯、黄帯拳士がいましたが、緑帯や茶帯の先輩拳士たちが仕方を教えていました。
雑巾がけは全身運動です。しゃがむ、前傾姿勢で足腰を使い床を蹴り押しながら、まっすぐに進む、簡単そうで今の子どもたちには難しく、でも、おもしろいようです。修練時間の5分前に集合して、まず、保護者や一般部拳士で床をモップでアルコール消毒し、そのあと、少年部拳士たちは1枚ずつ雑巾を持ち、横一列に並んで、中学生拳士の「よーい、スタート!」の掛け声で一斉に始めます。子どもたちは、わいわいキャーキャー言いながら、毎回楽しそうに雑巾がけをしています。