1月17日(金)にあの阪神大震災から30年が経ちました。18日(土)の道場で道院長が震災当時のことを語り、全員で瞑目合掌して黙祷を捧げました。
30年前の地震前日、香川県の総本山で鏡開きが行なわれ、小学6年生拳士数名を連れて帰山していました。帰宅した翌朝の5時47分に地震発生。激しい揺れに私は横に寝ていた娘たちの頭から布団をかけて守りました。揺れがおさまり外へ出てご近所に「大丈夫ですか」と声をかけて回りました。停電が直りテレビで観た阪神高速道路の橋脚が折れていた映像にはビックリしました。
当時、道場で使用していた場所は避難所になり、再開は5月10日でした。拳士の中には家が全壊、半壊の拳士がいました。幸い負傷者はありませんでした。全国の拳士から兵庫県へ、支援物資や義援金を送ってもらい感謝しています。あれから30年。私たちはあの震災体験を忘れず、防災意識や助け合う心を持ち続けます。