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Shorinji Kempo

道院での修練

12月14日(土)は久しぶりに道院で修練しました。借用予約をしていた自治会館の代表管理者さんから、「明日の餅つきの準備物を置いているので、今晩の集会室は貸されへん。」と今朝、電話がありましたので急きょ道院で修練することにしました。

12畳の道院なので①18:00~18:55、②19:00~19:55、③20:00~21:00の3部制にして、土曜日に参座する拳士へ状況説明と参座希望時間をメール・ラインで送り確認を取りました。体調不良で修練を休む拳士も多くあり、①は少年部3名。②は少年部4名、中学生1名、助教1名。③は少年部1名、高校生1名、助教2名の参座でした。

狭い場所ながらも、どのクラスも香を焚いて《鎮魂行》を行ない、易筋行を行ない、通常の修練を行ないました。借用施設ではできない香を焚いての修練に、初めて体験した拳士は新鮮さがあったようです。①も②も拳士保護者の見学があり、道院の雰囲気を理解してもらえた良い機会になりました。

20回目の老人ホーム訪問

川西中部道院では2001年5月より、それまでのJR駅周辺の清掃活動から市立老人ホーム「満寿荘」の清掃・交流活動に変更し、道院の仲間で力を合わせ福祉に貢献する活動を実施してきました。2020年2月からのコロナ禍により、ずっとこの訪問が不可となっていましたが、11月17日(日)4年半ぶりに訪問できました。

道院長がもうそろそろ訪問できないものかと8月に施設へ電話したところ、2001年5月初回訪問時の担当職員さんが今春から園長に就任されていました。「コロナ禍は落ち着いたと言われつつも、高齢者施設は外部からの訪問受入れは慎重にしています。でも少林寺さんならホームの皆さんも毎年楽しみに待っていたし、何よりも元気づけられるのでOKとします」と言ってくださり、訪問が再開できることになりました。この交流訪問は2019年5月に19回目を実施し「来年は20回記念になるね」と、みんなで話していながらコロナ禍で訪問できず、ずっと残念な思いをしてきました。

ホームの皆さんは毎年、私たちの訪問を楽しみにしてくださっていました。それは退場の際、お一人ずつと挨拶する時に「楽しかったわ、来年も絶対に来てね」「元気をもらえたわ、ありがとう」とギュッと握手をしてくださるその握力に実感できるのです。【一人ひとりの力は小さいけど、みんなで力を合わせれば大きな力になる】【相手の喜びが自分の喜びになる】この事が体感でき、自分の活力になるのです。写真は訪問時、園長さんのご挨拶を聞いている様子、窓ガラス清掃の様子、交流活動で寸劇披露、参加者の集合写真です。今回は保護者の参加が3名おられ、道院の活動を理解いただき感謝しています。

学科の学習会

11月2日(土)の修練で19:00から30分間、学科学習会をしました。道場では少年部、一般部それぞれに毎回5分間法話を行い『金剛禅の教え』を伝えています。今月から年間に何回か資格別に分かれて、副道院長や助教に講義担当をしてもらう学科学習会を始めました。

今回は副道院長に少年部白・黄帯へ【拳士の心得】、岸田助教に少年部緑帯へ【本当の強さとは】、高橋助教に少年部茶帯へ【少林寺拳法って何】、蔵本助教に一般部級拳士へ【金剛禅総本山少林寺開創の動機と目的】を担当してもらいました。道院長は各クラスでの学習状況を見ていました。

19:30から20:00まで実技修練をして少年部拳士と親子拳士は解散し、20:00から30分間、講義担当者が集まり感想と自己採点結果を伝えてもらいました。4人とも謙虚で自己採点が低かったのですが、私は講義の内容や拳士の表情を見て、それぞれにもっと自信をもって良いと伝えました。

11月30日(土)、12月21日(土)、2月8日(土)に開催を予定しており、担当は毎回交代し学習項目も変えます。今回も1週間前に担当資格と講義内容を伝えましたので、今後も事前に伝えて準備してもらいます。教える側も教わる側も成長してほしいと願っています。

10月入門式

10月9日(水)に入門式を行ないました。今回は小学4年の女児と小学1年の男児です。一人は現役拳士からの紹介で一人は道院ホームページを検索され、9月に2回体験参座を経てこの度の入門となりました。

一生涯に一度しかない入門式。少年部拳士は道院長と3つの約束をしてもらいます。一、コツコツと少林寺拳法の修行をがんばれますか。二、少林寺拳法の技でお父さん、お母さんやクラスの友だちを叩いたり蹴ったりしないと約束できますか。三、身につけた力で、こまっている人に声をかけたり助けてあげることができますか。二人とも大きな声で一問ずつ「はい!」と答えてくれました。

『入門式は金剛禅で大切な儀式です。入門する拳士はこれから皆と一緒に修行するんだという気持ちを強く大きくしてもらいます。三つの約束を聞いている先輩の君たちは、あらためて今の自分が約束を守れているか確認する機会です。人間はいつでも反省してやり直しができます。そうして自分を変えていくのが少林寺拳法の修行です。新しい仲間が二人増えました。みんなで励まし合いながらがんばりましょう。』と法話で伝えました。

新入門拳士のお父さんはお二人とも小学生の時に少林寺拳法を修練されていました。このご縁に感謝し「親子修練も共通の話題ができて楽しいですよ」とお父さんの修練復帰もおすすめしています。

道院達磨祭2024

10月12日(土)に今年度の『道院達磨祭』を開催しました。副道院長が司会を務め、儀式要領にのっとり、開式の辞、導師献香、教典唱和、祭詞奉読、門信徒献香(三段以上の拳士6名)、一同礼拝、導師法話、奉納演武(少年部拳士、一般部拳士に分けて単独演武披露)、閉式の辞 で終了しました。

導師法話では達磨の遺徳を偲ぶ話をしました。『達磨さんと言えば、赤い丸っこい人形を思い出すことでしょう。あきらめずに頑張り抜いた人として親しまれています。達磨大師は実在した人で今から約1500年前、正統仏教を伝えるためインドから中国に来られました。時の王に仏教信仰の在り方をいさめたところ怒りをかって追放され、河南省の山奥に嵩山少林寺を建てて禅宗を開き、仏弟子の健康増進のためにインド拳法を教え始め、それが「少林拳法」となり、現在の私たちの少林寺拳法につながっています。毎年、10月5日の命日にちなみ、コツコツとがんばる事の大切さをみんなで確認し合うため「達磨祭」をしているのです。』

このあとに披露してもらった単独演武では、【やればできる】の気力が感じられる動きを見せてくれました。少年部拳士の保護者も4人来てくださり、今年のお供え物のお菓子(10月6日、総本山達磨祭の帰りに香川県で買った「讃岐うどん風味棒」というスナック菓子)を皆さんに配りました。

 

ダブルサプライズ

9月28日(土)の練習で、少年部拳士のみんなから道院長へサプライズの日本酒プレゼントがありました。去る8月1日、川西市の市制施行70周年の記念日に、市長から道院長へ「市民へのスポーツ振興の功労」として『りんどう賞』が授与されました。9月号の市民広報誌にその記事が掲載されました。

そこで少年部拳士一同と書いてある熨斗紙つき箱入りの日本酒を、道院長にプレゼントしてくれました。このプレゼンテーター代表に、現在、休部中のM拳士も来てくれて、ダブルサプライズでした。少年部拳士の保護者の皆様、ありがとうございました。

諸行事のたびに写真撮影をしたり、何かと労を執ってくださるT拳士のお母さんには感謝しています。もう一枚、道院長のアップの笑顔写真がありましたが掲載は控えておきます。(笑)

 

3人の合格

9月7・8日の二日間、香川県多度津町にある少林寺拳法連盟本部で「新設支部長研修会」が開催され、高橋拳士《五段》、中谷拳士《四段》、藤田拳士《四段》が受講し面接、実技試験ともに合格しました。3年前の長門支部長《五段》の【川西明峰スポーツ少年団】の独立を始め、計4人の合格者は大きな喜びです。

高橋拳士は来春から市内で【スポーツ少年団】を設立し支部長に。中谷拳士は【川西緑台スポーツ少年団】の支部長に交代就任。藤田拳士も来春から住所の大阪府守口市で【スポーツ少年団】を設立して支部長になり、独立していく予定です。「この道の指導者になりたい」という夢と責任感を持ち、実現に向けて努力を重ねた3人に心から拍手を贈ります。

川西中部道院で金剛禅を学んで独立した所属長たちが、お互いにずっと励まし合える仲間であり続けてほしいこと、そして、それぞれの所属に入門拳士が増え、活動が活性化することを心から願っています。

8月入門式

8月21日(水)に修練場所で入門式を挙行しました。今回の入門者は社会人です。4月に川西市に転居してきて、健康のために何か身体を動かすことがしたいとホームページをチェックしていて、道院の情報を知ったそうです。

無料体験修練2回を経て、この度の入門となりました。入門式の法話で拳士全員に向けて【誓願】第二節の「初生の赤子として、真純単一にこの法修行に専念す」を説明しました。《生まれたばかりの赤ん坊のように、見たこと、聞いたこと、教えてもらったことを素直を受け止めて修行に励むこと》で、人は誰でも見て聞いて教えてもらって自分の事として覚えていくのです。みんなもトイレの行き方がそうだったように、教えてもらって自分自身の行動になっていったよね。最初から何でも知ってる赤ちゃんはいません。少林寺拳法の修行も、先生や助教や先輩が教えてくれる事を「そんなん知ってる~」と、いい加減に聞かず、「ホンマですか?」と疑わず、素直な気持ちで「教えてもらってありがとうございました」と受け止めて積み重ねていくことが大切なのです。と伝えました。

今回、金剛禅の門をたたいた新入門40才代の彼の「やる気」や「興味」が継続するよう、私も精進していきます。

第30回兵庫川辺ブロック大会

8月11日(日)、川西市市民体育館で「第30回兵庫川辺ブロック大会」が開催されました。今回はブロック内6所属から91名の拳士が出場。団体演武と組演武、または団体演武と単独演武なら一人2種目に出場できるので、川西中部道院の少年部は団体演武高学年が1チーム6名、組演武2組4名、単独演武2名。一般部は団体演武1チーム6名、組演武2組4名、単独演武3名が出場しました。

団体演武は全員の修練日がなかなか揃わなかったのですが、最後は底力でがんばりました。大事なことは、出場すると自分で決めて、自分で納得いくまで練習して、大会当日も途中で自分をあきらめず、最後まで精いっぱい取り組めたかということです。「最後までやるだけやった」と自分で思えたらGOODです。今回の大会も良い思い出になりました。応援いただいた皆さん、ありがとうございました。

 

 

修練に復帰の拳士

道院では昨夏から一般部で修練を再開復帰した拳士が4名います。次の①②④がOBOG拳士です。

①小中学生の時に修練していた拳士、家族で修練しようと決め旦那さんと息子さんは新規入門。自分は復帰。

②小学から中学3年生まで修練。「金剛禅を学びたい」と大阪のスポ少と兼籍復帰。昨冬に四段合格、僧籍補任。

③中学生の時に入門し初段合格。以来40数年ぶりに道院の表示を見て懐かしく思い、1ヶ月の体験を経て復帰。

④小学から大学2年まで修練し二段合格、以来20数年ぶりに見学来場。技を覚えていた事が嬉しくて、修練復帰。

写真は水曜修練の拳士たち。左から二人目が④の拳士、三人目が③の拳士です。

【楽しくかつ真剣に】37年前、道場設立で掲げたモットーを、道院の拳士みんなで今も大切にしています。