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Shorinji Kempo

さぁ!二学期が始まった

長かった夏休みも終わり、二学期が始まりました。先週の水・木・土曜の法話は、「さぁ!二学期、良いスタートを切ろう」と題して、四つのチャレンジを伝えました。この話は、新学期が始まる前に繰返し伝えており、道場設立時からずっと言い続けています。

1.始業日の前の日から持っていくものを準備しておこう(朝、あわてないため)

2.始業日の前の夜は早めに寝よう(頭の中をスッキリして出かけよう)

3.朝ごはんをきちんと食べて学校へ行こう(体に元気をたくわえて出かけよう)

4.「行ってきます!」と声を出して学校へ行こう(自分に気合をかけよう)

「日々是新(ひびこれあらた)」と書いて、楽しい一日にするのも楽しくない一日にするのも自分の気持ちしだい。だからこそ、常に気持ちを新しくして毎日を過ごそうと伝えました。※写真は34年前、道場設立3周年25才の時の道院長で、5分間法話は道場設立時からずっと続けています。

 

7月行事「入門式」と「兵庫川辺ブロック大会」

暑中お見舞い申しあげます。

月が替わりましたが7月行事を掲載します。7月22日(土)に親子3名の「入門式」を行いました。ご両親には誓願文を読んでもらい、息子さんには道院恒例の「三つの約束」をしてもらいました。母拳士が道場OGで、数十年ぶりにこのHPで、僕がまだ現役で道院長をしている事を知り、息子と再修練したいと夫さんに相談したところ「僕もやってみたい!」と見学と体験を経て、めでたく親子3人の入門となりました。

少林寺拳法は年齢に関係なく、「やってみたい!」という気力があれば、何歳からでも始められますので、自分を変える手段として、身を守るための技と心構えを学ぶ手段として、まずは道場の修練見学、修練体験の【はじめの一歩】を踏み出してみてください。

翌23日(日)に『第29回兵庫川辺ブロック大会』が開催されました。大会は午前10時から開会式が始まり、事故・ケガもなくタイムスケジュールどおりに進行し、午後1時半に終了しました。写真は競技の部に出場した6名全員が入賞し、表彰状をもらった記念写真です。発表の部も1名出場し、この日に向けてコツコツとがんばってきました。「やればできた」「努力は大切」その事を体験できた良い思い出となりました。

 

作務の雑巾がけ、再開。

道院では修練を始める前に、全員で雑巾(ぞうきん)がけをしています。コロナ禍が始まってからは休止していましたが、6月から復活再開しました。ここ3年以上していなかったので要領のわからない白帯、黄帯拳士がいましたが、緑帯や茶帯の先輩拳士たちが仕方を教えていました。

雑巾がけは全身運動です。しゃがむ、前傾姿勢で足腰を使い床を蹴り押しながら、まっすぐに進む、簡単そうで今の子どもたちには難しく、でも、おもしろいようです。修練時間の5分前に集合して、まず、保護者や一般部拳士で床をモップでアルコール消毒し、そのあと、少年部拳士たちは1枚ずつ雑巾を持ち、横一列に並んで、中学生拳士の「よーい、スタート!」の掛け声で一斉に始めます。子どもたちは、わいわいキャーキャー言いながら、毎回楽しそうに雑巾がけをしています。

兵庫県大会2023

6月18日(日)に姫路市の県立武道館で、兵庫県大会が開催されました。道院から中学生拳士1名、小学生拳士4名がそれぞれ単独演武に出場しました。出場申込人数は全種目で785人。当日の取消し人数を除くと747人の出場でした。

今回は10月に東京の日本武道館で開催される「世界大会」の予選を兼ねており、3年ぶりに開催した昨年の出場申込人数669人を大きく上回りました。私も県大会事務局長として、前日の会場設営に行き、当日も来賓対応などでバタバタの一日でした。

小学生単独演武の部で竹内拳士(小5:3級)が57人中の6位に入賞しました。昨年の反省点を活かして頑張りました。ほかの4人も最後まで精一杯取り組みました。大きく成長したと思っています。私は、大会出場をすべて本人の意思に任せています。「出なさい」は言いません。出ると決めた拳士には、そのやる気に答えるよう今、私自身の今もっている技量をすべて伝えています。

次は7月23日に開催される第29回兵庫川辺ブロック大会に向けてがんばります。

開祖忌2023

5月27日(土)、道院開祖忌法要を執り行いました。金剛禅の儀式要領にのっとり、教典唱和、表白文奉読、道院長法話、演武披露では、6月18日の兵庫県大会に出場する拳士たちに練習中の単独演武を披露してもらいました。

少林寺拳法も創始76年。開祖がどんな思いで少林寺拳法を創られたのか。「平和な世の中をつくるための手段として少林寺拳法を始められた」「自信と勇気と行動力をもった人を一人でも多く育てたい」「勝つ事を修行の目的にしていない」「身を守る技の修行を通して、心と体をきたえている」こういう言葉を盛り込んで法話し、開祖の遺徳をみんなで偲びました。

今回のお供え物は「おせんべい」。開祖忌が終わって、おさがりを参座拳士たちに持ち帰ってもらいました。今年までは密を避けました。来年は道院で開催しようと思います。心配ご無用。欠席した拳士の分もちゃんとおせんべい買ってありますよ。

 

ほうれんそうの勇気

川西中部道院は修練日の振替制を実施しており、週1回参座なら月4回、週2回参座なら月8回、その月内なら、水・木・土曜のどの曜日に来ても修練できるようにしています。

今日5月17日の水曜日、振替利用もあってにぎやかな道場でした。恒例の5分間法話は「大切なルール~ほうれんそう~」の話をしました。

「ほうれんそう」とは、報告、連絡、相談のこと。職場、家庭、クラスの中、どの場面でも大切な事で、これがきちんとできてないから事件が起こるんだよ。失敗した事を黙っていて、自分だけで解決しようとして大変な事になってしまったり、あとで相談されても、もうどうにもできない状態になっている事もある。いつでも報告、連絡、相談ができるようにするためには、まずは【勇気】を持とう。恥ずかしい…、怒られるかも…、いろいろ考えて言い出せないからこそ、そこで大きな勇気を持とう。その勇気を身に付けるために少林寺拳法の修行をしているんだよ。そして、次に伝え方を工夫しよう。考えて頭を使おう。その話は次回にするが、今週は「ほうれんそうの【勇気】」として覚えておいてください。」と伝えました。

写真は鎮魂行の「信条」を唱和しているところです。

4月15日の修練

4月15日(土)の修練は自宅道場で行いました。三密を避けるため3部制にしました。一般部のみの修練を20時クラスとし、18時クラスと19時クラスは拳士の希望を事前にメールで確認し、6人ずつの編成にしました。

自宅道場は平成15年7月から運用を開始し、今年で19年になります。ご近所の理解をいただき苦情なく、鎮魂行と易筋行を修練しています。副道院長が撮影してくれた各クラスの写真を掲載します。

 

今日から新年度、新学期

今日から新年度、新学期となりました。ここ3年間はコロナ禍で4月は行事を自粛してきましたが、3年ぶりに新中学1年生の拳士が2名、少年部から一般部に移籍してきたので「一般部歓迎会」を開催しました。また、4月1日に修練日が重なり、新年度のスタートとしても良いきっかけの行事となりました。

お迎えに来られていた保護者にも参加してもらい、みんなで車座になりジュースで乾杯しました。オレンジ、グレープ、カルピスの3種を出し、自分の飲みたいものを自分で決めてもらいました。まさしく自己確立です。おかわり自由で2杯目は2種を混ぜたり、3種を混ぜたりして飲んでいましたが、なんでも興味があったらチャレンジしよう!と見守りました。

今日の法話は【脚下照顧】。「履物をきちんと並べるだけでなく、悩んだ時、迷った時、どうしていいのかわからなくなった時、空を見上げず自分の足元を見つめてみよう。自分はどうしたいのか、どうなれば自分の思っている姿になるのか。自分の足元を見て、どう行動してみようか考えよう。親に相談する、学校の先生に相談する、友達に相談する、相談せずに自分の決めたとおりやってみる、など前へ進める方法が思いつくかもしれないぞ。」と。

今年もコツコツと修練を積み重ね、少しずつ成長していこう。道場の仲間と共に。

卒業おめでとう

今日3月25日は令和4年度最期の土曜修練日でした。29日が年度内最期の修練日ですが、今日は小学校を卒業した少年部拳士3名と、中学校を卒業した1名の全員が揃ったので記念写真を撮りました。

少年部の3人は週2回参座していて、整列時に前列左右の端に立って号令をかけるリーダー役を長い間、務めてくれました。

中学生の拳士は受験勉強で夏から休部していましたが、見事、志望校に合格し今日から修練復帰してくれました。

4人とも進学しても修練を続けてくれるので、私も指導員拳士も嬉しく思っています。

今日の法話は、「道訓」で唱えている【人道】の中の『仁、義、忠、孝、礼』の大切さを卒業のはなむけに伝えました。

流水会2023

2月22日の道場誕生日を記念して、毎年開催している修練成果発表会『流水会』。今年は2月26日(日)の午後6時20分~午後7時30分に開催しました。プログラムは次のとおりです。

1.開会の辞(丸野美香副道院長) 2.丸野道院長あいさつ  3.DVD鑑賞「道場36年目の歩み」(修練風景写真で作成) 4.修練成果発表【鎮魂行】【易筋行】①運歩法 ②基本練成 ③移動練成 ④相対演練 ⑤受身 ⑥単独演武 ⑦天地拳第一系相対 ⑧自由組演武 【一技披露】 5.記念撮影 6.道院長法話・次年度の道院運営説明 7.謝辞・閉会の辞(副道院長)

今回の特徴は、日頃の修練プログラムの①から⑥をしっかりと見てもらうことと【一技披露】です。拳士一人ひとりが自分で好きな技を選んで道場で修練し、胴を着けた有段者拳士の攻撃に対し、力を込めた当身反撃までを披露しました。

道院長の法話は今年の拳士作文集のテーマ『去年がんばったこと』を題材に、みんな誰もが「やればできる力」を持っている。がんばろうと思う気持ち、がんばれる気力を持つことを道場で育てましょう。と話しました。

一般部拳士メンバーと川西明峰スポーツ少年団から美しい花束の贈呈がありました。保護者や家族の方がたもたくさん見に来ていただき、今年も思い出に残る『流水会』となりました。