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Shorinji Kempo

流水会2023

2月22日の道場誕生日を記念して、毎年開催している修練成果発表会『流水会』。今年は2月26日(日)の午後6時20分~午後7時30分に開催しました。プログラムは次のとおりです。

1.開会の辞(丸野美香副道院長) 2.丸野道院長あいさつ  3.DVD鑑賞「道場36年目の歩み」(修練風景写真で作成) 4.修練成果発表【鎮魂行】【易筋行】①運歩法 ②基本練成 ③移動練成 ④相対演練 ⑤受身 ⑥単独演武 ⑦天地拳第一系相対 ⑧自由組演武 【一技披露】 5.記念撮影 6.道院長法話・次年度の道院運営説明 7.謝辞・閉会の辞(副道院長)

今回の特徴は、日頃の修練プログラムの①から⑥をしっかりと見てもらうことと【一技披露】です。拳士一人ひとりが自分で好きな技を選んで道場で修練し、胴を着けた有段者拳士の攻撃に対し、力を込めた当身反撃までを披露しました。

道院長の法話は今年の拳士作文集のテーマ『去年がんばったこと』を題材に、みんな誰もが「やればできる力」を持っている。がんばろうと思う気持ち、がんばれる気力を持つことを道場で育てましょう。と話しました。

一般部拳士メンバーと川西明峰スポーツ少年団から美しい花束の贈呈がありました。保護者や家族の方がたもたくさん見に来ていただき、今年も思い出に残る『流水会』となりました。

 

2023年 道院の新春法会

1月28日(土)、修練場所で『新春法会』を開催しました。水曜日から強烈な寒波に見舞われ、インフルエンザも大流行の中でしたが、多くの拳士が集まりました。

金剛禅の儀式要領に則り、導師献香、教典唱和を行いました。門信徒代表で今年はK助教が代表あいさつを読み上げてくれました。「みんなで培って身に付けた『辛抱する力』を自信に持ち、困難を乗り越えます」というあいさつでした。

導師法話は【日々成長】というテーマでした。「人間は毎日成長している、その証拠に髪の毛や爪は必ず伸びてる。少林寺拳法は『自分を変える』ための修行だ。どう変わりたいかは自分自身の問題だ。強さだけにこだわったり、人を困らせよう、いじめてやろうと思って修行すると悪い成長になる。身に付けた力でまわりの人に喜んでもらえるような、人の役に立つ人間になりたいと思って修行するのとでは大きな違いが出てくる。己こそ己のよるべ。自ら悪をなさば自ら汚れ、自ら悪をなさざれば自らが浄し。聖句の中でお釈迦さんが教えているとおりなんだよ。良い成長ができるように、今年も道場の仲間同士、励まし合ってコツコツと修練をがんばりましょう。」と伝えました。

修練はじめ2023

清々しく令和5年(2023年)の新春をお迎えのことと存じます。

道院は1月5日(木)、7日(土)、11日(水)の3日間が「修練はじめ」となります。今日は7日の様子を掲載しました。少年部13人、一般部5人が参座しました。毎回、保護者の方々には修練開始前の床のモップ消毒や入室前の検温をお手伝いいただき感謝しています。

当道院では週1回と週2回参座の拳士に分かれます。水曜のみ、木曜のみ、土曜のみ、水曜と木曜、水曜と土曜、木曜と土曜というように参座パターンがいくつもに分かれます。それゆえに法話や学科は1週間ごとにテーマを変えています。

今週は「私たちは少林寺拳法という自分の身を守る技を学んでいますが、技だけではなく、やる気や元気、金剛禅の教えを学び『心』も育てています。しかし、いざという時にまず技が使えないといけません。だから、【相手に届く突き蹴り】、【相手の突き蹴りが当たらないようによける】このことを大事に体を動かしましょう」という法話をしています。今年も一年、健康で元気で指導をがんばります。

この写真はプロカメラマンの保護者が撮影してくださいました。

 

12月入門式の様子

12月7日(水)の道場で、11月に入門した拳士の入門式を行いました。入門式は一生に一度きり。それゆえにおごそかな雰囲気を大切にしたいと心配りをしています。

新入門は小学2年生の男児。すでに入門している拳士の同級生で、拳士保護者のご紹介もあり、このたびの見学、体験、入門となりました。川西中部道院では2回無料体験で参座してもらい、入門意志を確認させてもらっています。

今回も、新入門拳士と道院長で『三つの約束』を仲間の前で確認しました。①これから少林寺拳法の修行をコツコツがんばれますか?②少林寺拳法を習って、家族やクラスの友達をたたいたり蹴ったりしない事を約束できますか?③身に付けた力で、困っている人を助けてあげることを約束できますか?

大きな声ですべて「はい!」と答えてくれました。今回の法話は『やる気』について。『やる気』は誰にでもあり、大きくするのも小さくするのも自分しだいです。やったらできた、がんばったらできた事で「自信」を持つ事、できないこと、できなかったことは反省し、どうしたいのかという「目標」を持つ事。この二つが『やる気』を大きくするんだよ。と伝えました。

 

 

 

川北長寿祭 2022

今年も地域イベントの「川北長寿祭」が開催され、20分間ステージ出演してきました。

今回は「川西中部道院」の拳士と「かわにし健康クラブ」の会員さんと合同ステージにしました。道院拳士は座禅、基本練成、ミット練習、相対練習、技術披露の順番で前半10分間のステージ出演を行いました。みんなイキイキと修練成果を見せてくれていました。

後方に座っておられるのがクラブ会員の方々で、健康プログラムの紹介でステージ立っていただき、丹田深呼吸、バランストレーニング、リズムトレーニング、演武トレーニングの4種を、後半10分間、披露してもらいました。

地域にお住まいの高齢者の皆さんは毎年楽しみにされており、開催にあたられる地元コミュニティの役員・実行委員の皆様のご尽力に心から感謝しています。

 

 

令和4年の道院達磨祭

日暮れが早くなりました。すっかり秋ですね。今月は達磨祭の月。今年は15日(土)に道院で、幹部拳士のみで達磨祭を行い、22日(土)に道場で、少年部拳士だけで達磨祭を開催しました。

昨年、一昨年はコロナ禍のため、道院で道院長と副道院長の二人だけで行い記録写真を撮つていました。今年は道院で道院長、副道院長、支部長、助教2人の5人で行えたので嬉しかったです。

道院には少年部拳士が全員入れないので、密を避けるため修練している道場で行いました。

法話では『だるまさんは1500年前におられた実在の人物で、正しい仏教を広めるためインドから中国へ来て、中国嵩山少林寺を建てて仏教とインド拳法を教え、その拳法が少林拳法と呼ばれるようになり、今の少林寺拳法の基になっているんだよ。何よりもがまん強い人で有名なんだ。コツコツとがんばる事の大切さを今も私たちに教えてくださっているんだよ。みんなもちょっとしたことで簡単にあきらめず、もう一回がんばってみよう!とチャレンジする人になろうね。』と少年部拳士たちに伝えました。

今年のお供えは「どら焼き」にして、祭壇のとなりにピラミッドのように高く積み上げ、式が終わってから拳士に配りました。どら焼きを持って、みんなでニッコリの集合写真を撮りました。

川西中部道院の修練は水曜、木曜、土曜。「どら焼き」は水曜、木曜しか参座できない拳士たちにも配りますのでご安心を。

親子護身術教室

10月10日スポーツの日、協会行事の≪親子護身術教室≫に参加してきました。

この事業は、「スポーツの日はスポーツに親しんでください」と川西市スポーツ協会が、各種目協会に開催を呼び掛け、毎年行われているものです。川西市少林寺拳法協会でも毎年「一日護身術教室」を開催しており、今回はコロナ禍のため3年ぶりの開催となりました。

市内の4人の所属長が勢ぞろいし、今年は5人の幹部拳士が手伝ってくれました。今回の内容は親子で護身術を学びましょうというテーマにして、【目打ち、金的蹴り、熊手突き】の三種と【寄り抜き】という手をつかまれた時の抜き技を練習しました。

ミットを使っての突き蹴り練習は、皆さんスカッとされたようで、楽しみながら練習している様子がわかりました。あっという間の楽しい学びの一時間でした。

道場設立35周年記念イベント

令和4年9月4日(日)、阪急川西能勢口駅前にあるアステホールで「川西中部道院35周年」の記念イベントを開催しました。道場の誕生日は2月22日ですが、今年の2月はコロナ禍による「まん防」期間だったので、記念行事は自粛、延期とし9月開催となりました。

コロナ第7波の影響で開催が危ぶまれましたが、今回は無事に開催できました。道院長開会あいさつ、道場修練風景写真で作成した記念DVDを鑑賞、現役拳士による修練成果発表。出席してくれたOBOG拳士の紹介、ジェスチャーゲーム、ビンゴゲーム、現役拳士の紹介、道院長閉会あいさつでちょうど2時間ピッタリで終了しました。

企画、準備をしてくれたスタッフ拳士の皆さん、出席してくれた現役拳士、保護者、OBOG拳士の皆さん、ありがとうございました。楽しい思い出に残るイベントになりました。

入門式をしました

8月24日、修練場所で「入門式」をしました。今回は少年部の姉妹二人です。ご両親も出席してくださいました。教典を唱和し表白文を奉読したあと、少年部入門者は誓願文奉読に代えて、道院長と三つの約束をしてもらいました。

「これからコツコツと修練をがんばれますか」「身に付けた力を自分のためだけでなく、困っている人を助ける力として使えますか」「少林寺拳法の技を人をいじめるために使わないと約束できますか」

姉妹は大きな声で、すべてに「はい」と約束してくれました。法話は【諸行無常】について伝えました。

すべての物は変わっていきます。ずっと同じではありません。止めたくても髪の毛や爪は毎日少しずつ伸びてきます。人はいろいろ成長していくのです。自分で自分を変えていけるので、自分でできる力を大きく変えていきましょう。何もしないうちからあきらめてはいけません。だからこそ、白帯から黄色帯、緑帯と自分が変われる事をみんなも確認しながら修行しています。日頃の生活の中でも同じです。一人ひとりが必ず持っている「やればできる力」を大きくして、自分をどんどん変えていきましょう。

入門式の法話は入門拳士だけでなく、先輩拳士にも気持ちを新たにしてほしいと願いをこめて伝えています。拳士たちはきちんと聞いてくれているので、私もうれしいです。

暑中お見舞い申し上げます

今日の修練は、8月7日の川辺ブロック大会出場メンバーも加わり、にぎやかな道場でした。

今回の法話は”勇気のあらわれの一つ”「わからないことは質問しよう」として、『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』という内容でした。道院長自身の体験話で、小学3年の時2ケタの掛け算がわからず、授業参観で手を挙げなかった私に、その日、母が言ってくれた言葉でした。

「先生の言われることはよく聞きなさい。それでもわからなかったら、職員室に行って先生に質問しなさい。それができる勇気を持ちなさい。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥といって、わからない事を質問するのはその時は恥ずかしいだろうが、知らないままでほっておくと「おとなになっても、そんなことを知らないのか」とずっと恥ずかしい思いをするんだよ」と。

最後に、わからない事を質問するのは良い事だけど、「先生、わかりません」って先生を独占したり授業を止めちゃだめだよ。休み時間や放課後に職員室へ聞きに行こうね、まわりの空気を読むってことも大切にしようと結びました。保護者も含めみんな真剣に法話を聞いていました。