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Shorinji Kempo

暑中お見舞い申し上げます

今日の修練は、8月7日の川辺ブロック大会出場メンバーも加わり、にぎやかな道場でした。

今回の法話は”勇気のあらわれの一つ”「わからないことは質問しよう」として、『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』という内容でした。道院長自身の体験話で、小学3年の時2ケタの掛け算がわからず、授業参観で手を挙げなかった私に、その日、母が言ってくれた言葉でした。

「先生の言われることはよく聞きなさい。それでもわからなかったら、職員室に行って先生に質問しなさい。それができる勇気を持ちなさい。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥といって、わからない事を質問するのはその時は恥ずかしいだろうが、知らないままでほっておくと「おとなになっても、そんなことを知らないのか」とずっと恥ずかしい思いをするんだよ」と。

最後に、わからない事を質問するのは良い事だけど、「先生、わかりません」って先生を独占したり授業を止めちゃだめだよ。休み時間や放課後に職員室へ聞きに行こうね、まわりの空気を読むってことも大切にしようと結びました。保護者も含めみんな真剣に法話を聞いていました。

七夕と緑帯

今日は七夕でした。夕方5時からの修練は西日がまぶしくて、カーテンを閉めて修練しています。6月の昇級試験で4人が6級緑帯になりました。今日の修練で緑帯を手渡しました。そこで写真をパチリ!少年部拳士二人の「やったぞ!」感、お母さん拳士二人のなんと嬉しそうな顔!おめでとうございました。

今日の法話は【少林寺拳法で大切にしていること≪自己確立≫】でした。ホワイトボードに「自分のことは自分でやっていこうとする生き方」と書いて、それは次の4つのうちのどれ?というクイズにして、拳士たちに尋ねました。

①なんとなくの生き方 ②なんとかなるという生き方 ③なんとかするという生き方 ④なんもない生き方 ひとり1回だけ手をあげてもらいます。①から尋ねました。みんな③でした。「ほんと?③でまちがいない?④とちがうかなぁ」なんて言いながら確認しました。

③ですよね。昇級試験に合格したいから一生懸命練習する。技がうまくなりたいから練習する。自分でなんとかするということをやってるよな。道場だけでなく家でも学校でも、自分でなんとかするという「気力」のある人になってください。それが少林寺拳法で大切にしていることです。と結びました。

川辺ブロック合同練習・昇級試験

6月18日は、川辺ブロック(川西市と猪名川町の6所属で構成)の合同練習と昇級試験が当道院で開催されました。

今回は8級1名、7級1名、少年6級2名、一般6級2名の計6名が昇級試験を行ないました。8級受験拳士には「開足中段構えから内受、上受のとき、体の中心軸が左右に振れないと試験は受けさせないよ」と言い続け、この一か月で大きく成長しました。7級受験拳士には「技の名前を言われて動きがピタッと出てこないと試験はできないよ」と言い続け、一生懸命覚えてきました。

少年6級受験拳士には「緑帯になったら後輩の面倒を見てあげられるように、きちんと技ができて速さもないと試験は受けさせないよ」と言い続け、コツコツと休まず取り組んできました。一般6級受験は昨夏に入門したお母さん拳士の二人。6月受験を心に決めてからの「やる気」の勢いはすごかったです!

6名は全員無事に合格!よくがんばりました!後半は合同練習で楽しくかつ真剣に修練しました。来週26日は3年ぶりの兵庫県大会です。4名の少年部拳士が単独演武でがんばります!

6月に向けて

毎年5月は「開祖忌」の月でもありますが、私の入門月でもあります。高校1年生の1979年5月、私は362期生として入門しました。とにかくケンカに強くなりたかったんです。高校生になったら「学ラン」を着る。学ラン来てる奴はケンカを売られる。喧嘩上等で売られたら買う。だから強くなりたくて、学校の部活は柔道をして夜は少林寺拳法の道場に通いました。あの当時は真剣でした。(笑)

入門した【川西道院】は月・水・金の週3日、一般部は20時から21時30分の1時間半。同じような思いの仲間が集まり、毎回30分以上の「乱捕り」があって、メキメキ自信が着きました。おかげで高校の3年間は学ランで通し、学校の先生には風紀検査でよく怒られましたが、多くの友達に囲まれて楽しい青春時代を送ることができました。(笑)

さぁ!兵庫県大会の6月が訪れます。地区の合同練習・昇級試験が当道場で行われるため、受験をめざす拳士や県大会出場拳士もいて、土曜日の修練は活気にあふれていました。法話は、6週間シリーズで続けてきた「少林寺拳法の6つの特徴」で、最後の【組手主体】でした。

「お互いにじょうずになろう!という気持ちで修練しよう。相手に攻撃するときはちゃんと攻撃しないと相手のためにならない。二人で協力し合うことや相手のことを考える気持ちを少林寺拳法は大事にしている。そこに「思いやり」や「協調性」というものを学んでいくのが少林寺拳法なんだよ。そういう修練の在り方の特徴を【組手主体】と言います。」拳士たちは真剣に私の話を聞いてくれていました。

 

 

 

令和4年の開祖忌法要

5月14日(土)の修練で今年の「開祖忌法要」を執り行いました。昨年も一昨年も緊急事態宣言のため、みんなが参座して開催できませんでしたが、今年は3年ぶりに、密を避けて道場で行いました。

教典唱和、開祖忌表白文奉読、道院長法話の順で行ないました。この日は体験入門で小学1年生の男の子とご家族が来られ、一緒に参座してもらいました。お父さんは少林寺拳法をまったく初めて見られたとのことでした。いきなり儀式でしたが、逆に少林寺拳法はその名のとおり、お寺の修行と理解いただけたのではと思っています。

道院長法話では、『今、ウクライナで戦争が起きています。テレビニュースで街が壊されたくさんの人が亡くなっているのをみんなも見て知っていますね。この日本も77年前に戦争をしていてたくさんの人が亡くなり、街が壊されました。戦争に負けて自分の事しか考えない人がいっぱいいて、開祖は≪これではいけない。この国を平和な国にするためには自信と勇気と行動力を持ち、まわりの人の事を考えられる人を一人でも多く育てる以外にない≫と思いました。そこで中国で学んだ少林拳を日本人の体格にあった技にして【少林寺拳法】と名付け、道場を始めました。だから、強さだけを求めていません。困っている人を見かけたら「大丈夫?」「何か手伝おうか?」と声をかけれる人になろうと教えています。開祖は今から42年前の5月12日に亡くなりました。開祖の思いをもう一度みんなで確認し合い、忘れないために開祖忌があるのです。みんなもあらためて少林寺拳法が大切にしている事を忘れないでくださいね。』と伝えました。

 

今年の拳士作文集 その1

道場設立日が昭和62年(1987年)2月22日である事から、道院では毎年2~3月のうちに【道場設立○○周年記念 拳士作文集『なかま』】を作っています。

作文テーマは12月の道院運営会議(道院長をはじめ道場幹部の拳士で構成)でアイデアコンペを行ない、多数決で得票数の多かったテーマが選ばれます。今回は「こんなものがあったらいいなと思うものは何ですか?」でした。1月初めに作文用紙を拳士に配り、1月末で提出してもらいます。

表紙デザインは毎年、岸田助教にお願いしており、今回は35周年にちなみ花束を持った女の子のデザインでした。ぬり絵様式にしてくれたので、拳士にチャレンジしてもらい、修練前にみんなの前で発表してもらいました。暖色系でまとめている拳士、影を付けてる拳士、色彩トーンを考えている拳士など、様々な作品を見せてくれました。

写真は水曜日道場のメンバー、木曜日道場のメンバー、土曜日道場のメンバーの3枚です。みんなありがとうね。次回、【拳士作文集その2】では作文の内容をご紹介します。

 

 

 

 

 

「流水会」を開催しました

3月26日(土)午後7時30分から、キセラ川西プラザで、【川西中部道院 道場設立35周年記念】修練成果発表会『流水会』を開催しました。

雨の中にも関わらず、たくさんの皆様にお越しいただきました。OB拳士や高校受験で休部していた拳士も見に来てくれました。今回は、昨年4月に設立された「川西明峰スポーツ少年団」のメンバーも友情出演してくれました。

道院長挨拶の後、ここ近年恒例になってしているプロカメラマンの拳士保護者に撮影していただいた写真を基に、助教が作成してくれたDVDの試写をしました。その後、鎮魂行、基本練成、単独演武、組演武、指導員の技法披露、道院長から法話と次年度の道院運営方針説明を行ないました。

そのあと、全員で記念写真撮影でしたが、サプライズの花束プレゼントと寄せ書き色紙プレゼントが、道院とスポ少からそれぞれあり、道院長は感激感動しました。ありがとうございました。

骨折からの復帰

3月12日(土)の修練からK拳士が復帰しました。彼は去る12月19日(日)に尼崎で行われた昇段試験の運用法審査の時に、相手のわき腹と胴との間に蹴り足の左足小指が挟まり骨折してしまいました。

本人いわく試験の最中はドーパミンが出て痛みをまったく感じなかったそうで、帰宅してからズキズキと痛み出し、翌日に病院で診察してもらったら骨折していました。

あれから約3か月を経て、全快し本日の参座となりました。預かっていた【少拳士二段の允可状】を手渡しました。コロナ禍でなかなか参座できず久しぶりに道場へ顔を出してくれた一般部拳士も居て、みんなで記念写真を撮りました。

道場設立35周年を迎えました

1987年2月22日付で、金剛禅総本山少林寺から現川西中部道院の前身である「川西中部支部道場」の開設許可がおりました。この日を道場の誕生日としているので、先日の2月22日で道場は設立35周年を迎えることができました。

設立当時、私は22才。正拳士四段に昇格して半年後でした。20歳の時に「人づくりによる国づくり」の道である少林寺拳法に感動し、この道の指導者を目指しました。35年たった今もその初心を忘れることなく、「人づくり」の少林寺拳法の普及と、釈尊の正しい教えを基に開創された【金剛禅】の布教に精進しています。

今年度も拳士や拳士保護者の皆さんに支えられ、励まされ、ここまでがんばることができました。健康に留意しながら体力のつづく限り、この道の修行を続けていく所存です。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

『流水会』を延期しました

毎年、2月22日の道場設立日にちなんで開催している修練成果発表会『流水会』ですが、2月23日(祝・水)の開催を3月26日(土)に延期しました。

学級閉鎖などで修練に参座できない少年部拳士や、職場から自粛要請されて参座できない一般部拳士が増えてきました。そのため、流水会に向けた練習ができなくなってきました。

また、会場も密にならないよう配慮しますが、保護者の皆さんにも安全で安心して見に来ていただきたいので、一か月の延期を決めました。

昨年の流水会も4月17日に延期していました。今年も残念ですが、できるだけの配慮をしてクラスター回避に努め、思い出に残る「流水会」にします。 ※写真は昨年の「流水会」で記念撮影したものです。